かじり好きな動物さんのためのワークショップ かじかじ大好き!
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かじり好きな動物さんのためのおもちゃワークショップ、かじかじ大好き!が誕生したきっかけとは・・・

 その1〜イグサに囲まれて育った子ども時代

このかじかじ大好き!を立ち上げるよりも前の2002年、私はふるさと熊本の特産物であるイグサ・畳の情報を発信するHPを運営しておりました。

熊本はイグサの一大産地。熊本産の畳表のシェアは国内で生産される量の8〜9割を占めます。
私の実家の周りもほとんどイグサ農家。私の家もかつてはイグサ農家でした。(残念ながら早くに離農しました)
周りにイグサがあるのが当たり前な子ども時代を過ごしました。

大人になり熊本を離れ十数年経った頃、実家から聞く故郷の様子が激変してきました。
多くの農家がイグサ栽培を辞め、野菜を栽培するようになったり、離農するところも相次いでいるとのこと。
理由は安価な中国産の畳表がシェアを拡大、ここ数年国内産の需要が落ち込みで畳表の価格が下落したこと。
熊本のイグサ農家は大変な打撃を受けていたのです。
離農するだけでなく、中には自殺してしまう農家もありました。何人も。知っている人も・・・。
そんなひどい故郷の様子を家族から聞くにつれ、何か私ができることはないかと思い、2002年、熊本県産のイグサ・畳を応援するHPを作ったのです。

 その2〜イグサ・畳表の世界とペットの世界が交わった瞬間

ある日、インターネットで「畳表」について検索したところ、うさぎ関係の掲示板にたどりつきました。
そこには「うさぎが畳をかじるorイグサを好んで食べているけど大丈夫でしょうか?」という 飼い主さんの相談が複数ありました。
それに対する答えは「かじっても大丈夫でしょう」というものでした。
そのとき、「これは・・・いけない」ととっさに思いました。

理由は・・・畳の材料であるイグサにはかなりの量の農薬が使われているからです。もちろん熊本県産のものもです。
食べ物ではなく、「敷物」の材料であるイグサ栽培に農薬を使うことは、決して悪いことではなく、あたりまえ・普通のことでした。
さらに見栄えを良くするためイグサに着色料(人体にも有害なマラカイトグリーンなど)を添加する場合も多くあったのです。

イグサは、自然界の鳥やねずみが食料・巣の材料として利用する植物ですから、そのイグサでできた畳がかじられる対象になるのも当然。

このときに気づきました。多くの人が動物が畳をかじって食べてしまうことにほとんど危機感を感じていないのだ、と。
動物病院や畳店にも問い合わせみましたが、やはり思ったとおり。
ペットに畳をかじられるケースがとても多く、中には食べている場合もあることを複数ヒアリングできました。
「やっぱりそうなんだ」さらに危機感が募りました。
しかし、「畳やござをかじらせることは安全ではない」という警告を誰に、どう伝えたらよいのだろう・・・・・・

まず、思いついたのは、運営中のイグサのHPにそれらの警告を掲載することでした。
しかし、このHPはイグサや畳が主の内容のため、 ペットに関心のある人がアクセスしてくれる可能性はほとんどありません。

「どこに、そして誰に伝えたらいいんだろう・・・・」

いろいろ考えた末、策も尽きて、遊びがてら知り合いのペットショップさんに相談にいくことにしました。

 その3〜自分でつくってみたら?といわれて・・・

知り合いのペットショップさんに「どうやって訴えたらいいんでしょう?」と相談してみました。
そして、こうアドバイスを頂きました。
「イグサに大量の農薬が使われているなんて普通の人は知らないし、警告することはいいこと。
しかしイグサを好きな動物が多いのなら、警告するだけではなく、
逆にかじっても安心なイグサでおもちゃを作って提案してはどうか?」

びっくりしました。どう答えていいか躊躇していると・・・

小動物用のおもちゃは、犬・猫用に比べるとまだまだ少なく、飼い主さん達も不満があるはず
しかもかじって食べても大丈夫なおもちゃならきっと喜ばれる。 イグサの成分や農薬の情報を表示することも必要。」
と背中を押されました。
※ このショップさんは、大阪府池田市:阪急池田駅近くの「ペットゾーンC-V(シースリー)さんです。 店長さんは私が昔オカメインコと暮らしていたときにお世話になった動物病院の先生が、 「ここの店長さんはとても詳しいから日ごろペットのことで困ったことなどあったら相談するといいよ」と紹介していただいた方です。

そんな店長さんから励まされて、 「善は急げ」でさっそく原料のイグサ探しから行いました。
まず、 知り合いのイグサ農家さんから減農薬のイグサを分けてもらいました。
早速、そのイグサを日本食品分析センターにて成分分析をしました。
また、イグサをロープ状に加工し、このロープを使ってサンプルのおもちゃを作り、ペットショップ・飼い主さんなどに送り感想・意見をもらえるようお願いをしました。

 その4〜フリーマーケットで思わぬ反応!

そんな中、知り合いの畳店さんに誘われて2003年の5月に大阪府吹田市の大阪万博記念公園で開催されるフリーマーケットに参加する機会がありました。

このとき、このフリマでイグサのおもちゃを売ってみることにしました。
おもちゃといっても、イグサロープをくるくると結んだだけ。1つ50円。
そして、「うさぎやハムスター、プレ、インコなどかじり好きな動物さん用おもちゃ」と描いたPOPも作って・・・
正直、「こんな(みてくれの悪い)もの買ってくれるのだろうか??」と半信半疑でした。

ところが、あれよあれよという間に売り切れてしまったのです!
友人といっしょに作って補充しても、すぐ売り切れます。

不思議に思って買っていただいた方何人かに理由を尋ねてみたところ・・・
答えは大体同じ。「安全なものでできたおもちゃってあんまりない。こんなのを探していた。」とのことでした。
また、飼っている動物の種類も、うさぎ・プレーリードッグ・チンチラ・ハムスター・インコとさまざま。
思いがけず、飼い主さんたちのニーズを知ることができ勉強になった1日でした。

後日、おもちゃのサンプルを送ったショップさんや飼い主さんたちから意見が返ってきました。
サンプルのおもちゃに対する動物さんたちの反応はさまざまでした。
喜んですぐにおもちゃを破壊してしまうコ、あまり興味を示さないコなど個性によっても反応が違うとのことでした。
全体的には、8割が「反応がよかった・嗜好性が高い」という意見でした。
また、一番嬉しかったのはフリーマーケットの時と同様に、 「こういう素材の安全性(農薬の使用等)が判るおもちゃがないかな〜と思ってた」というコメントを戴いたことでした。

こうした経緯から、おもちゃの発売を決心しました。
おもちゃの形も試行錯誤し、たくさんの方に助けてもらいながら、いくつか商品として形作ることができました。
それを「かじってTOY」と名付け販売を始めたのが、2003年6月のことです。それが今に続くおもちゃ作りの始まりでした。

 最後に〜楽しい毎日のために・・・

ここまでお読みいただいて本当にありがとうございます。

おもちゃだけでなくこのサイトのコンテンツも、たくさんの方のご意見・アドバイスがなければ誕生することはありませんでした。
毎週のようにおもちゃのサンプルを作っては持込んで、動物さんに試してもらったり意見をもらったり、本当にお世話になったペットショップさんもありました。

私の喜びは、「動物さんと飼い主さんが楽しめる・喜んでくれる」。その一言に尽きます。

大好きな動物さんと暮らした楽しい日々は大切な大切な思い出です。(私もそうでした。)

そんな貴重な日々を、もっと長く・楽しく過ごすためのお手伝いができれば・・・
そんな気持ちでみなさんへかじりーずをお届けしています。

かじかじ大好き!の沿革

2003年冬・・・減農薬栽培のイグサのおもちゃの試作品作りをはじめる
2003年6月・・・「かじってTOY」という名称でおもに小動物用のイグサのおもちゃを販売。同時にオンラインショップ「かじってTOY」をオープン。
2003年12月・・・鳥用のイグサのおもちゃ「かじりーず」を販売開始。同時にショップ名を「かじかじ大好き!」に変更。
2004年11月・・・イグサに加え、無農薬栽培稲わらの販売を開始
2005年7月・・・「かじかじ大好き!」大幅リニューアル 新たにサイザル麻(加工時:添加物なし)をおもちゃの素材として追加。
         使用イグサを無農薬栽培に変更。
         さらに、これまで2つあったおもちゃのシリーズ「かじってTOY」と「かじりーず」をすべて「かじりーず」に統一。

2016年11月・・・諸事情により休業。
2017年4月・・・営業再開
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